『 残そう!ため池 』

 潅がい用のほかにも、多面的役割を持つ「ため池」が、用水の発達、農業の衰退などで、全国的にその数を減らしています。「ため池」を日本の貴重な財産として後世に残して行きたいと、情報発信します。

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「第3回ため池シンポジウムinなら」が開かれました。

 10月25日〜26日に、奈良教育大学キャンパスを主会場に、第3回ため池シンポジウムが開かれました。DSCN7341.jpg
DSCN7098 前田実行委員長開会あいさつ
 前田実行委員長(奈良教育大学自然環境センター長)の開会ごあいさつです。


〔やまねの補足〕
 縄文時代後期からコメを栽培して来た日本は、田んぼの水を確保するため各地に多くのため池を造り、大切に守り継いで来ました。
 しかし、ここ50年ほどの工業化や生活様式の変化の中で、コメの消費の落ち込みや、農業の担い手や専業農家の減少が続き、ため池の管理体制が崩壊した地域が出ています。
 また、灌漑用水の整備などで、ため池の役割が低下し、人々のため池に関する意識も低下しています。
 ため池には、築造からの長い歴史の中で、本来の灌漑の役割以外にも、人々のコミュニケーションの場であったり、祈りや感謝の場、そして地域の景観をつくる大切な構成要素であったり、生物の生息空間(ハビタット)、人々の憩いの空間、洪水調整や非常用水、自然体験や学習の場など、多面的機能を持っているのですが、全国的に、その数を減らし続けています。

 「ため池シンポジウム」は、地域の財産であるため池の減少に歯止めを掛け、ため池をより良い形で残したいと、受益者、市民、行政、研究者など、多様な人たちが集い、ため池について議論し、研鑽を深め、想いを共有し、一人でも多くの人たちに、ため池の価値を知っていただき、ため池を未来に引き継ぐために開かれています。
 第1回を全国一のため池王国・兵庫県の姫路市で、第2回は愛知県美浜町で、そして、今回、第3回として歴史の都・奈良市で開催されました。
 次回は、2009年8月に、福岡と佐賀県が合同で、福岡市で開催予定です。 

 奈良には、歴史のあるため池が、たくさんあります。
時間を遡り、古人(いにしえびと)のため池への想いを感じ取り、現代に生きる私たちが、地域の財産であるため池を守り継ぐための心を学んで帰ることが出来たのではないかと思いました。
 ため池を埋め立ての危機から守るのは、私たち一人一人の意識向上が、キーワードと感じています。  

 お礼
 「第3回ため池シンポジウムinなら」も、事務局代表である岩本先生(奈良教育大教授)はじめ、多くの方々のお骨折りと、ご協力で、盛会のうちに終了出来たことを、お喜び申し上げます。
 また、私たち参加者も、多くのみなさま方と、ため池への想いを共有し、たくさん学んで帰ることが出来ましたことをご報告し、みなさま方へ感謝申し上げます。 ありがとうございました。




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